早いもので京都に乗り込んで6日目となった。前半3日ほどは京都らしい厳しい暑さであったが、ここのところゲリラ雷雨があったり、昨日に至っては30℃を下回る近年稀にみる陽気で、今日も汗ばむというほどのものでない暑さなのだ。


 「早替わり」 舞台には付き物のまさに衣装替えの(役によってはかつら、メイクも伴う)ゲリラ戦である。こうなると舞台裏はドタバタは必至、特にミュージカルの舞台となると第三次世界大戦状態となる。とはいっても作品によってはこの早替わりが一つの見せ場、醍醐味というものもある。だが我々にしてみれば冷や冷やモノこの上ない。


 「東京物語」 は家庭劇らしく、ゆったりとした流れの作品である。派手さもない。舞台装置は最後まで古い一軒家であるからだ。ところが見た目とは裏腹にこの舞台設定であるが故、役によって早替えが発生し、意外に舞台裏はドタバタだったりするのである。装置が変わらないということは舞台転換が無い分、次の場面に移るのが早くなるのだから...。汗カイテマス。。


 祇園祭りの宵山。今日がピークである。ソコここで、ビールを買って貰おうと、京売り子さんのはんなりとした声が響いている。