上洛して今日で一週間である。舞台 「東京物語」はお陰様で中日(なかび)を迎えた。公演の半分に辿り着いた折り返し地点であり、一つの節目でもある。
奇しくも祇園祭も今日は山鉾巡行というメインイベントがあり、折り返し地点に到達。今回のお仕事はまさに印象深いものとなった。
本番前、南座の屋上へたまたま上がった時、四条河原町の交差点に最後の鉾が現れた瞬間を見届けることができた。河原町通りへ左折して消えゆくその鉾を眺めながら、南座の歴史ある舞台で今自分は生かされているのだと感慨にふけった。
今日は「両方」の祭りに合わせるかのように京都らしい暑さが帰ってきた。