「日本香堂2014観劇会」。いよいよフィナーレが近づいてきた。ラスト3である。
思い起こせば、初日は宮崎県であった。まだ感じる風が、春風で冷たかった。滋賀県大津市に入り、今日は30度に近い夏日。旅をすると季節の変わり目を、普段より目の当たりにされる。
それは、人間として生きている実感、最高の喜びを体感できる瞬間であろう...。
しかし、旅でいつも思うことがある。初日から千穐楽まで各地をまわりながら、果たして、変わることなくお芝居をお届けできているのであろうか...。旅の楽しさに酔ってはいけない!
大津市。琵琶湖が眼前に広がる都市である。夏日になった湖畔を歩きながら、故郷へ想いを寄せる。
私の故郷、神奈川県横須賀市。眼前には海が広がる...似ている。実は、わたしの実家の隣町にも「大津町」なる町が存在するのだ。
子供の頃から、社会の地理の勉強で、滋賀県大津市のその存在は知っていた。
小学生時代から話題にのぼっていた「大津」。
その地に立つとは、これもなにかのご縁である...。