暑い夏がやって来た。毎日茹だるような暑さで死にそうである。よくこんな暑さの中、野球などをしていたものだと、当時の記憶が蘇る...。
先日、全国夏の高校野球神奈川県予選へ、母校OBとして応援に向かった。私としては、実に20年振りの快挙である。
野球に全霊を打ち込み、甲子園の道が断たれた最後の三年生の夏。私は野球に見切りをつけ、以降野球への興味を断ち切ったのであったのだが...。
私もちょっと変わったのかなぁ。母校をちょっと応援したくなった。ええ話やぁ。
「あ~、木内さぁーんこっちです~!」
スタンドに先入りしていた後輩の声である。見渡すと、ナントなぁ~く面影のある数名の後輩が雁首を揃えている... 。
「お前は誰だ?」
一生懸命に事態を打開しようと思いつつ、席に着く。何人かは面影があるが、ほぼ、100%デブ化している。なんやこれは。
暫らくすると、向こうからまた、後輩らしき者がやって来た。
後ろから声が。「木内さん、あいつ○○ですよ!」
は~?思い切って言ってやった。「お前は誰だ」と。
球場に集まった、先輩から後輩まで風貌が極端に変化していることに面喰らってしまった。試合そっちのけ・・・。
お前ら、どうしてそんなデブになったんや?
喜んで、次号に続く...。